
第1報で動脈硬化巣に大量の酸化LDLが溜まっていると記載しました。まず最初にこのLDLとは何者かを説明します。
油(脂)は水に溶けないことは皆さん良くご承知のとおりです。コレステロールも油(脂)の一種ですが細胞膜やホルモンの原料として人体にとって不可欠の栄養素です。
従って水(血液)に溶けるようにタンパク質(リポタンパク質)の服を着て(脂質運搬用ケース:乗物)可溶化されて血中をめぐっています。実はこのリポタンパク質は主 に4種類ありそれぞれ カイロマイクロン(CM)、VLDL、LDL、HDLと呼ばれています。従ってLDL粒子中のコレステロールをLDLコレステロールと呼びHDL中のコレステロールを HDLコレステロールと呼んでいます。LDL粒子やHDL粒子を直接測定することができなかったからです。血液中にコレステロールや中性脂肪(トリグリリライド)等が単独で存在することはあり得ません。
LDL粒子とはこのリポタンパク質群の内、粒子径23nm~29nmです。この世の中で一番小さいウイルスと言われている粒子径とほぼ同じ大きさです。



【記事一覧】
第1報 動脈硬化の発生原因が解明されました
第2報 LDL粒子とは何者か?
第3報 何故LDL粒子は酸化されるのでしょうか?(No.1)
第4報 なぜLDL粒子は酸化されるのか? (No.2)
第5報 なぜLDL粒子は酸化されるのか? (No.3)
第6報 第5報で述べた「易酸化LDL」の有無をあらかじめ日常検査で調べることができます
第7報 「易酸化LDL」の特許広報
第8報 「LDL粒子生成の秘密」
第9報 課題「検体を37℃2時間インキュベーションしただけで何故 易酸化LDL存在が解るのですか?」
第10報 易酸化LDLの測定
第11報 リポタンパク質の測定法
第12報 ポリアクリルアミドゲルディスク電気泳動(PAGE)法による健常者の濃度図
第13報 脂質異常症(高脂血症)のWHO型の判定(Classification)
第14報 脂質異常症の改変WHO型判定法のアルゴリズム
第15報 脂質異常症のWHO型判定結果の読み方
第16報 動脈硬化の発生原因が解明されました No.2