
第6報 第5報で述べた「易酸化LDL」の有無をあらかじめ日常検査で調べることができます。
「易酸化LDL」は、酸化LDLではありません。読んで字のごとく酸化されやすいLDLのことです。 前報で「アポ B-100」が活性化されると書きました(この仕組みはまだ良く解明されていません)が、おそらくリパーゼ(脂質水解酵素)が「アポC2(補酵素)」の作用を借りてアポBのC末端部分を露出させているものと思われます。そして露出したアポBのC末端は直ちにLDLレセプターに捕えられます。この時運悪くLDLレセプターに捕えられなかったLDLが血液中の活性酸素等で酸化されたものが 「酸化LDL」です。
この「易酸化LDL」の存在は非常に少なく簡単に測定できなませんが、我々はこの「易酸化LDL」の存在を調べる測定法を発見し特許出願し登録されました(日本国 特許公報 特許第6454950号)。


【記事一覧】
第1報 動脈硬化の発生原因が解明されました
第2報 LDL粒子とは何者か?
第3報 何故LDL粒子は酸化されるのでしょうか?(No.1)
第4報 なぜLDL粒子は酸化されるのか? (No.2)
第5報 なぜLDL粒子は酸化されるのか? (No.3)
第6報 第5報で述べた「易酸化LDL」の有無をあらかじめ日常検査で調べることができます
第7報 「易酸化LDL」の特許広報
第8報 「LDL粒子生成の秘密」
第9報 課題「検体を37℃2時間インキュベーションしただけで何故 易酸化LDL存在が解るのですか?」
第10報 易酸化LDLの測定
第11報 リポタンパク質の測定法
第12報 ポリアクリルアミドゲルディスク電気泳動(PAGE)法による健常者の濃度図
第13報 脂質異常症(高脂血症)のWHO型の判定(Classification)
第14報 脂質異常症の改変WHO型判定法のアルゴリズム
第15報 脂質異常症のWHO型判定結果の読み方
第16報 動脈硬化の発生原因が解明されました No.2