
(注 ここではLDL粒子が酸化されるということを、LDLが着た服が汚れたと記載しました。)
第2報でLDL粒子は リポタンパク質の服を着て可溶化されていると記載しました。
この服の名前は「アポBリポタンパク質(アポ B-100)」と呼ばれています。
LDL粒子はこのアポB-100の服1着しか着ていません。もしアポB-100の服が汚れたらどうなるでしょうか?
このアポBの服に着替えがありませんから、このアポBの服を着る仲間たちも同じ汚れの服を着たまま溜まり続けます。血液中で一旦アポB-100の服が汚れるともう使い物にならず邪魔者扱いになります。
皆さん良くご存じのように怪我をするとそこに集まった細菌を捉えるため白血球が集まり退治しその死骸が膿(うみ)であることを知っていますね。汚れた服を着たLDL粒子はこの細菌と同じように白血球の仲間であるマクロファージが汚れた服を着たLDL粒子を捕らえてくれますが、このマクロファージのごみ捨て場がなくなぜか動脈血管内のわずかな傷の部分にに溜まり続けるので動脈硬化が起こり心筋梗塞や能梗塞を引き起こすのです。(血管内皮に膿がたまった状態です)。



【記事一覧】
第1報 動脈硬化の発生原因が解明されました
第2報 LDL粒子とは何者か?
第3報 何故LDL粒子は酸化されるのでしょうか?(No.1)
第4報 なぜLDL粒子は酸化されるのか? (No.2)
第5報 なぜLDL粒子は酸化されるのか? (No.3)
第6報 第5報で述べた「易酸化LDL」の有無をあらかじめ日常検査で調べることができます
第7報 「易酸化LDL」の特許広報
第8報 「LDL粒子生成の秘密」
第9報 課題「検体を37℃2時間インキュベーションしただけで何故 易酸化LDL存在が解るのですか?」
第10報 易酸化LDLの測定
第11報 リポタンパク質の測定法
第12報 ポリアクリルアミドゲルディスク電気泳動(PAGE)法による健常者の濃度図
第13報 脂質異常症(高脂血症)のWHO型の判定(Classification)
第14報 脂質異常症の改変WHO型判定法のアルゴリズム
第15報 脂質異常症のWHO型判定結果の読み方
第16報 動脈硬化の発生原因が解明されました No.2