動脈硬化の発生原因が解明されました
動脈硬化巣に大量の酸化LDL(これが悪玉コレステロールと言われる根拠です)が溜まっていることは20数年前より知られており、すでに病理検査等で酸化LDLの蓄積が確認されています。しかしその酸化LDL発生のメカニズムは明確化されていませんでした。我々はその酸化LDL発生メカニズムを解明しその測定法を特許出願した結果、新規性が認められ特許登録されました(世界初:特許第6454950号)。
動脈硬化とは超微量の酸化LDLが発生した直後血液中のマクロファージやクッパー細胞(マクロファージ様細胞)が直ちに貪食し無毒化するので、血液中に存在しないといわれています。しかし酸化LDLを貪食したマクロファージが増え続けると処理できず、動脈硬化巣に酸化LDLを運び込み泡沫化して遂に心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。問題はLDL分子の何処が酸化されたのかマクロファージは何故動脈壁に集まるか等が知りたいところです。ここではLDLコレステロールは出てきません。また予防法があるのかないのか等知りたいところが沢山あります。
㊟ ここでは悪玉コレステロールは出てきません。そんなものは「実在しない」からです。
第2報以降をご期待ください。