第1部第14報の写真、脂質異常症のWHO型写真判定を見てください(再掲)。
脂質異常症のWHO型の写真(末梢血液中リポタンパク質)

脳内では脂質の合成(産生)はしていませんからすべてこの末梢血液中のリポタンパク質を原料として使用しています。この末梢血液中のリポタンパク分画のポリアクリルアミドゲルディスク電気泳動(PAGE)法の気泳動写真で、アポEがリポタンパク質の担体として関与しているのは主にⅠ型を除く(下記注参照)Ⅲ型・Ⅳ型・Ⅴ型です。
上記写真を見てお分かりのようにVLDL分画が多い患者にアポEが多いことがわかります(第2部第2報の表および本報の上記WHO型写真参照)。
すなわちアポEは主に細胞に脂質(主に中性脂肪やコレステロール)を届ける役目を担っています。それでもう一度上記WHO型の写真を見てください。
WHO型のⅢ型・Ⅳ型・Ⅴ型の出現は主にアポE4の同位体(アイソホーム) )何れか1つを持っているのが特徴であることがわかります。すなわちアポE4の因子を何れか1つ持っている(ホモかヘテロ)とVLDLの代謝がスムーズでなくVLDLが末梢血液中に蓄積することが上記写真から容易に知ることができます。
どうしてそんなことが言えるかと疑問に思う方も居られるかと思いますが、少し言い過ぎかもしれませんが、これはLDLコレステロールが悪玉と言い続けた結果のなれの果てです。すなわちⅢ型・Ⅳ型・Ⅴ型のVLDLが溜まる疾患の治療法を真剣に研究して来なかった結果のなれの果てと思われます。早い時期に適切なVLDL蓄積予防の治療をしておれば認知症は随分防げた可能性が有ります。
いうなれば第2部第1報で取り上げた厚生労働省の「全身アミロイドーシス(指定難病28)に指定されている一部に脳アミロイドーシスとしてアルツハイマー病があげられており この「アミロイドβの蓄積が原因」のプロセス(メカニズム)が未だ説明出来ない事より明らかです。さらに2026年7月21日WHOは認知機能の低下および認知症のリスク低減に関する予防ガイドラインにも「アミロイドβの蓄積が原因」のプロセス(メカニズム)が説明出来ない事よりさらに明らかです。
これは脂質(コレステロールや中性脂肪等)が簡単に測定できるようになりかつ大量に測定できる測定法でその重要性は不変であるが、実際体内で行われているリポタンパク質の代謝の現実が見え無くなっており間違った結論のまま放置されてきた結果であると確信した。
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