さて、第1部第2報で述べたようにリポタンパク質には、カイロマイクロン(CM)ではアポB48、VLDLではアポB100とアポE、LDLではアポB100、HDLではアポAとアポEの服を着て血液中で脂質の運搬を担っています。
そしてそれぞれの目的が決まっています。

すなわちVLDLはアポBとアホEの服を着て主に中性脂肪とコレステロールの運搬と供給を行っているリポタンパク質であり、LDLとはアポのB服1着のみを着たリボタンパク質で主にコレステロール(中性脂肪も少しある)を運搬と供給しているリポタンパク質である。
そして全てのリポタンパク質は各細胞が持っている特定の受容体(レセプター)でそれぞれの細胞にとりこまれます。ところがアポEには遺伝子が1個または2個違う同位体(アイソホーム)が5種類ありそれぞれホモとヘテロ型があり下記計15種類になります。遺伝子の変異のないという野生型はE3/3です。

各アポEの違いや作用については下記参考論文1を、等電点電気泳動法によるフェノタイプの測定法は考論文2と参考文献3が参考になります。
しかしまだアポE5とアポE7について疾病との関係は明らかになっておりません。
参考論文1
石川洋、白井厚治、齋藤康; アポEのレセプター結合機能を修飾する諸印子について、動脈硬化 Vol.18、No.3・4、1990
参考論文2
Shinkuro Katoka、Michael Paidi and Barbara V、Howard :
Simplifie Isoelectric Focusing/Immunoblotting Determination of
Apoprotein E Phenotype, Clin. Chem,40/1,1994
参考論文3
荒木秀和、片桐綾子、佐野恵一、松田武英、井村敏雄、下条文武、片岡伸久朗;マルチプルバンディングパターンによるアポE5,アポE7の同定とそのジェノタイプ解析、 JPN J Electroph 1999,43:173
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