ヒトの体内にはタンパク質や核酸(遺伝子)を酸化させる物質が沢山あり、総称して「活性酸素」と言われています。しかし前第3報で述べたようにすべてのLDL粒子が汚れてしまうわけではありません。LDL粒子には活性酸素に汚されない(酸化されない)仕組みが備わっています。この点、研究者たちは誰も発表していません(未解明)。
体内にはLDL粒子は非常に沢山ありその上、三度の食事でどんどん補給されるので酸化LDLが無制限に増えるはずですが、そういうことが無いことから酸化されない仕組みが必ずあるという結論になります。
しかし「酸化されない仕組み」の盲点により運悪く酸化されたわずかなLDL粒子があったとしても、それは第3報で述べた白血球の仲間であるマクロファージが捉え処理してくれます。しかし運の悪いLDL(酸化しやすいLDL)が増えれば第3報で述べたように様に動脈硬化巣に蓄積し心筋梗塞を起こします。
第5報に続く
(株)明日香特殊検査研究所